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このブログは「裕玉@肉人(ゆうたまあっとにくんちゅ)」の個人的な日記です。18禁のエロい絵などもあるのでお気をつけください。

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今日は先日公開された「劇場版 天元突破グレンラガン螺厳編」のネタバレ感想です。

グレンラガン~螺旋~2

 とりあえず、舞台挨拶チケットは一瞬で売り切れてしまったので、おとなしく初日に川崎で見てきました。

 感想は……

 感想は……

 面白すぎて、死んじゃうかと思いました。

 いや、マジで最高ですわグレンラガン
 俺、グレンラガンに関してはかなりミーハーになるけど、本当に面白い。

 テレビシリーズから始まり、21世紀以降のロボットアニメとしてもトップクラスの地位を築き上げたグレンラガン

 70年代、80年代、90年代と続いてきた「ロボットアニメ」ってジャンルのなかで、ここ数年に放つからこそ、最も輝いているアニメ。

 その普遍的な面白さは、ロボットアニメとしてだけでなく、フツーのアニメとして、いや、アニメにもあまり興味がない人たちにも伝わる素晴らしさ。

 その面白さ、スタッフの「とにかく、多くの人に面白さが伝わるアニメを作ってやる!」って思いは、これからも末永く受け継がれていくと思う。

 それが天元突破、それがグレンラガン


 今回の「螺厳編」は「紅蓮編」に続く「後編」なワケですが……いや、マジで文句のつけようがないです。

 グレンラガンってアニメは「なんてことのない一人の少年が、多くの仲間や敵と触れ合い、ぶつかり合いながら成長していく」ってところを軸にした、非常にシンプルで分かりやすいストーリーと魅力的なキャラクター、よくできた設定、小気味いいギャグやパロディー、カッコよすぎるアニメーション……いいところをあげればキリがないほど、完成度の高いアニメです。

 少年シモンが、カミナって「兄貴」と出会い、ヨーコやニア、多くの仲間たちや敵と出会い、別れ、悩みながらも、少しずつ大きくなっていく……。

 「子ども」であるシモンたちの前に、敵として立ちはだかる「大人」。

 「感情」で突っ走るシモンたちの前に立ちはだかる「正論」。

 けど、それを打ち負かしてしまう、シモンたちの「心」に、だれもが感情移入できるストーリー。

 それが、グレンラガンの基本システムです。はい。


 そして、今回の「螺厳編」は、前回の「紅蓮編」の後半にあたる作品なのですが……いや、マジで最高ッス。

 冒頭と最後の、ニアの「拝啓カミナさま」ってところで、「ああ、テレビシリーズはオッサンになったシモンの語る物語だけど、螺厳編はニアの一人語りの日記ってイメージなんだな」ってことに気づき、パンフレットの「シモンとニアにスポットを当てた恋愛アクションです」って言葉を見て、すべてに合点が行きました。

 テレビシリーズの三部と四部は群像劇で、たとえばロシウが主役だったりキノンが主役だったり、キタンやヨーコが主役だったりするハナシがあったりしたワケなんですけど、螺厳編では彼らを敢えてサブキャラとして扱って、「シモンとニアのドラマを最大限に引き立てるための目立ち方」をすることで、全体的に引絞って、分かりやすくした感じのストーリーでした。

 だから、アンチスパイラルの猛攻に耐えてる最中にゾーシーやキッドにアイラック、ジョーガンとバリンボー、マッケンは死なずに生き残るし、ロシウとキノンの恋は、短いけど分かりやすく、グッとくる作りでした。

 それでもキタンのデススパイラルマシーン(略してDSM)にギガドリルブレイクを叩き込むシーンは号泣ものですし、各キャラのエピソードのどれもが印象に残ったのは、もともとのシリーズ構成やテレビシリーズの脚本が非常によく出来ていたからに違いありません。

 その「大事な部分」を残しつつ、「シモンとニアのドラマ」にスポットを当てて、「ニアの夢」や「大人になったシモンがなにをしてるのか」なんかも掘り下げて、なおかつ「劇場版用のお祭り騒ぎ的サービス精神要素」を大量にぶち込んだことで、螺厳編の面白さは群を抜いたものになりました。

 新しいメカ!

 新しい戦闘シーンや会話シーン!

 デザイン初期案に近いスペースヨーコの股間部!

 ニアの裸!

 ヨーコとニアの乳首!

 キタンとカミナ!

 天元突破ソルバーニア!

 天元突破エンキドゥルガー!

 天元突破ヨーコWタンク!

 天元突破ガンメン!!

 そして……そして、超天元突破グレンラガン!!!


 終盤、ほぼまるごと書き下ろされたり書き足されていた最終決戦シーンは、最終回の大事な「骨」を残しつつの、スーパーサービスカットでした。

 テレビ版最終回は、尺の関係もあり、かなり短くまとめられたシモンとニアのやりとり。

 ニアは「アンチスパイラルを倒すことで、自分が消滅する」ってことを知っていて、それに気づいたシモンはとても辛そうな顔をするんだけど、ニアがとっくの昔に腹をくくってることを知って、自分も涙をのんで腹をくくる、って言う展開なんですが、

 螺厳編は、この「シモンが腹をくくる」ってのを多少長回しにして、天元突破グレンラガンもテレビシリーズ以上にこっぴどい負け方をするんですね。

 俺は一応、最終回のセリフは全部覚えてたんで(最終回だけじゃまだまだですが)、天元突破グレンラガンが真っ二つにされたときに「え?どうなんの?」って思ったんですが、むしろキャラクターが悩むところを引っ張ってたんで、自然でしたね。

 ともあれ、ここでの敗北は、大グレン団のみんなが「ニアが消滅してしまう」ってことにショックを受けての敗北なんですが、ニアが「地球を守るため、人々がお陽さまのもとで笑い、満開の花が満ちる世界で生きるため、そして、愛するシモンのために戦う」ってすでに覚悟を決めているのを見て、大グレン団のメンバーも腹をくくって立ち上がり、劇場版オリジナルメカ「天元突破ガンメン」で、再び戦いを始めるワケです。

 そして、何度も何度も立ち上がるシモンたちに苛立ちを感じたアンチスパイラルは、必殺技「インフィニティ・ビッグバン・ストーム(なんかパンフレットだとビッグバン・インフィニティ・ストームになってるけど)」をぶっ放す。

 アンチスパイラルの圧倒的な力の前に、ついに負けそうな大グレン団。
 しかし、ロージェノムの「自分もまた、すぐに消える存在……そんな自分も、人類の、いや、宇宙に生きる生命の未来のために闘う」って意思による逆転の一手を、そのロージェノムの「魂」を受け継いだ大グレン団たちが、テレビ版の「天元突破グレンラガン・オーヴァーロード」になる代わりに、「超天元突破グレンラガン」に合体して、アンチスパイラルに頂上決戦を挑む、って展開になるのです。

シモン「ロージェノム、一緒に行くぞ……みんな、『アレ』をやるぞ!」
一同「アレ……!?」
シモン「決まってる……合体だ!」

 この「超天元突破グレンラガン」のデザインが「青白く輝く巨人が、真っ赤なサングラスとマントをしてる」ってのを知ったとき、何度目か分からない涙が溢れそうになりました。

 そして、超天元突破グレンラガンVS超グランゼボーマ(アレなんて言うんだろう?)の必殺技対決!

シモン「喰らえ!必殺!超天元突破!ギガァッ!ドリルゥッ!……ブゥゥレイクゥゥゥゥッ!」
アンチスパイラル「面白い……!反螺旋!ギガァッ!ドリルゥッ!……ブゥゥレイクゥゥゥゥッ!」

 自分より劣るはずのシモンたちからドンドン溢れ出してくる力に、脅威を感じたアンチスパイラル。

アンチスパイラル「なぜだ……!?お前たちのどこにこんな力が!?」

シモン「俺たちは!一分前の俺たちよりも進化する!一回転すれば、ほんの少しだが前に進む!
 それがドリルなんだよ!」

アンチスパイラル「それこそが滅びへの道!螺旋族の限界に、なぜ気づかぬ!」

シモン「それは貴様の限界だ!この閉ざされた宇宙で、王様気分でほかの生命を封じ込めた、貴様
 自身の限界に過ぎない!」

ヨーコ「そう!人間にだって、もっともっと大きな人がいたわ!その人のためにも、私たちは前に進む!」

ニア「その心は無限!その大きさに私も賭けた!」

シモン「覚えておけ!このドリルは、この宇宙に風穴を空ける!その穴は、あとから続く者の道となる!
 ……倒れていった者の願いと、あとから続く者の希望!二つの思いを、二重螺旋に織り込んで!
 明日へと続く道を掘る!」

シモン「それが……天元突破!それがグレンラガン!俺のドリルは!天を作るドリルだぁぁぁぁぁっ!」


 ……と、非常に濃密なサービスカットを経て、テレビ版のクライマックスの進路に再び戻り、そして、さらに新たに追加されたシモンとアンチスパイラルの取っ組み合いの末、人類はアンチスパイラルに勝利する……ってワケです。

 ここでよく話題になるのですが、「なんで感情論のシモンたちは、正論のアンチスパイラルに勝てたの?」ってハナシがあるのですが、俺としては非常に簡単な理屈だと思います。

 それは、「なにがなんでも、状況を打破しようと前に進もうとしてる奴」と「どんなに正しい理屈でも、自分に嘘をついたり言い訳して、その場に立ち止まってる奴」がぶつかったとき、前者が勝つのは当たり前だからです。

 どんなに力が強くても、どんなに才能があろうとも、自分にウソをついてる奴は、自分の心に素直に従ってる奴に、土壇場で必ず競り負ける。

 背負ってるもののデカさが違ったり、「どうしてもそれをやらなくちゃいけない」理由や、そこに賭ける「魂」や「己」の強さが違う。

 「やりたくないけどやってる」とか「なんとなくできるからやってる」って連中は、そこまでの「拘り」なんかがないから、「やりたいからやってる」って人間には絶対に勝てないし、物事に対してもウマくいかない。

 そして、「どうしてもそれをやらなくちゃいけない」って上についてる理屈は、「血の通った理屈」として強大な力を発揮しますが、自分をごまかして、正当化してるだけの「血の通わない理屈」は、それほどの力にならない。

 そして、アンチスパイラルもまた、かつては「なにがなんでも、状況を打破しようと前に進もうとしてる奴」だったワケです。

 だから、シモンの言葉、魂、信念……そういったモノを直接感じて、心のどこかにしまい込んでいた「もし、本当に宇宙の生命が螺旋力の限界を突破できるなら……」ってことを思い出して、「コイツらなら、やってくれるかも」と信じて、アンチスパイラルも、またシモンに「宇宙を守ろうとした魂」を託してくれた……ってことなんじゃないかな、と俺は思ってます。


 その辺の理屈を、螺厳編はテレビシリーズよりは分かりやすい言葉や演出で表現してたかなー、とも思ってたり。

 そして、戦いは終わり、涙なくして見ることはできない、シモンとニアの結婚式。

 紅蓮編やテレビシリーズ後半と同じく、シモンとブータが歩いて行くスタッフロール(シモンがあのマントを翻すところがまた泣けるんだよ!)。

 スタッフロールが終わり、大人になったシモンが各地を旅しながら、「花だ。種をまいて、花を育ててくれ……」って言うシーンも涙必須。

 そして、テレビ版でドリルを持った少年と大人シモンとの会話シーンは、しっとりした感じだったけど、螺厳編では「平和のために、グレンラガンは今日も前に進む!」って頼もしい雰囲気の終わり方で、「完」となります。


 いやー、素晴らしかったです。

 興奮が止まりませんでした。

 笑いが止まりませんでした。

 涙も止まりませんでした。

 感動が止まりませんでした。

 そして、見終わったあと、俺の中では拍手が止まりませんでした。

 本当に素晴らしいアニメです。

 人間が生きるための力を「螺旋力」と言うならば、グレンラガンは「見てくれた多くの人に螺旋力を与えてくれる」、とても尊いアニメでしょう。

 やはり、見終わった後、心に何か大事なものを残してくれたり、元気が出てくる作品は素晴らしいですね。


 確かに、映画ってのは基本的に「お金を払って劇場に来たお客さんすべてを楽しませるように作らなくてはいけない」のですが、今回の螺厳編は、そういう意味ではちょっとダメかもしれません。
 螺厳編は、あくまで紅蓮編あってこそ、最大の面白さを発揮する作品です。

 しかし、テレビアニメの最終回が、それまでの長い道のりがあってこそ最大のカタルシスを放つように、螺厳編も紅蓮編があってこそ、紅蓮編を見てこそ、いやむしろ紅蓮編を見ずに見てはいけない作品です。
 それだけの価値がある作品です。


 これだけのアニメ、知らない人は人生を損してます。

 ですので、グレンラガンファンの人は、仲の良い友達のなかに「まだグレンラガン見てない」とか「俺は日曜朝はプリキュア5見てたからグレンラガンは見てないぜ!」ってヤツなんかがいたら、紅蓮編のDVDを貸すなりして見せてですね、そのまま螺厳編を一緒に見に行って面白さを教えてあげましょう(勿論テレビシリーズもあとから勧めましょう)。

 本編を見てないくせに文句ばっかりつける「食ったこともない食べ物の味を語るようなヤツ」には、それぞれで対処しましょう(笑)


 ともあれ、グレンラガンが素晴らしいことには変わりありません。

 いやぁ、こんなアニメが見れる時代に生れてよかった。

 流転の運命に感謝感謝です……。
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